WEST ALNICO DRIVE
Audio Systems
現在使用しているオーディオシステムの一覧
Speaker Systems
JBL C36 + Speaker units D175H1000 / D130A
JBLのスピーカー・システム C36 ヴァイカウント(Viscount)は、1950年代初頭に発売された。
美しいモダンデザインの家具を思わせるその佇まいは偶然生まれたものではなく、ジェームズ・B・ランシング亡き後の経営者ビル・トーマスによるところが大きい。
ビル・トーマスは「デザイン」そのものの商品価値を早くから重視し、JBLのカタログやスピーカーのデザインを当時既に有名であったグラフィック/インダストリアル・デザイナー アルヴィン・ラスティグ(Alvin Lustig)に依頼している。
Record Player
Thorens TD124 + Tonearm GRADO MICRO CONTROL
腕時計をはじめとするスイスの精密機器に対する信頼と憧れは現在でも変わらないが、1957年に発売されたトーレンスのレコードプレーヤーTD124にはそのスイス製というブランドイメージとともに、曲線を多様したデザインや落ち着いたクリーム色の質感からこのプレーヤーでレコードを長い時間聞いていたいと思わせる普遍的な存在感がある。
Amplifier
REVOX Modell 40
モデル40のシンプル過ぎて玩具ぽささえ漂うデザインの元を辿ると、Revox A36 というオープンリールデッキにたどり着く。
このオープンリールデッキに採用されたスイッチ類や、内部に組み込まれた真空管のアンプ部分がその後、ルボックスの真空管アンプのベースとなっている。
真空管は前段にECC83×1 ECC81×3、出力管にECL86 ×4という構成で、1960年代当時の一般的な真空管プリメインアンプと大きな違いはない。
Speaker Units
D175H1000 / D130A
5年間のアルテック・ランシング社時代を経てジェームズ・B・ランシングが新たな会社を立ち上げるのは1946年のことで、社名は「ジェームズ・B・ランシング・サウンド・インク(James B.Lansing Sound Inc)」となる。
そして、この1946年半ばから1947年にかけてランシングが開発したユニット群がその後のJBLの基本要素となってゆく。
Tonearm
GRADO MICRO CONTROL
銃床(ガンストック)用のウォールナット材を贅沢に使用したグラドのトーンアームは、その優美なウッドの質感とゆるやかな曲線から1950年代アメリカの豊かさを象徴するかのような作りである。
ところで、現在グラドの輸入代理店ナイコム株式会社のホームページには、創設者ジョセフ・グラド氏について数々のエピソードが綴られている。その中で、ソウル・バーナード・マランツ氏との深い関係が窺い知れる。
Phono Cartridge
SHURE M3D
このシュアーM3Dの発売された1958年は、オーディオの歴史においてエポックメイキングな年だ。アメリカのウェストレックス社がレコードの音溝の左右に録音する方式を開発し、ステレオLPレコードが登場する。
録音のステレオ化をきっかけに、マランツのモデル7、タンノイのモニター•レッドなど今日オーディオの名機とされる製品がこの年に集中的に生まれている。
Stylus Force Gauge
Braun Tonarmwaage
ドイツのインダストリアルデザイナーを代表するディーター・ラムスは、長年BRAUN(ブラウン)社デザイン部門のディレクターとして数々の家電やオーディオ製品を発表しているが、それらの多くは美術品の域に達する程の美しさがある。
この1962年に作られたBRAUNの針圧計もまたディーター・ラムスのデザインによるものだ。
Phono Cartridge
SHURE V15
シュアー V15 ステレオ・ダイネティック・カートリッジは超ロングセラーモデルであるM44が発売された翌年1964年に登場する。
アルミブロックで成形された本体の美しさといい、最大の特徴であるダイヤモンド楕円針の採用といい当時のシュアー開発陣の意気込みが伝わってくる。
Portable Record Player
Califone Continental model 16vp2-9
日本では全く馴染みのないアメリカのCalifone(カリフォーン)というメーカーは、1947年から現在まで続く息の長い音響機器メーカーで、主に学校などの教育機関で使用するレコードプレーヤーや周辺機器の製造を行い、現在はデジタル分野に移行している。