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WEST ALNICO DRIVE
Sex Pistols
SPUNK
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パンク・バンド Sex Pistols(セックス・ピストルズ)が公式にリリースした唯一のスタジオ・アルバムは1977年の『Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols(ネヴァー・マインド・ザ・ボロックス・ヒアズ・ザ・セックス・ピストルズ)』で、プロデューサーのChris Thomas(クリス・トーマス)によりかなり作り込まれた音になっている。
Sex Pistolsは過激な発言や反体制的な歌詞の内容からメジャー・レーベルのEMIに続きA&Mレコードからも契約破棄に合い、その後ヴァージン・レコードと契約してファースト・アルバムの発売に至る。
このブートレグ盤『SPUNK(スパンク)』は公式アルバム発売の数ヶ月前に市場に出回る事になる。ヴァージン・レコードに揺さぶりを掛け、アルバムの発売を促す狙いであったのかは謎であるが、マスターテープを保持していたSex Pistolsの仕掛け人でマネージャーのMalcolm McLaren(マルコム・マクラーレン)によって意図的に流通されたと考えられていて、実質的なファースト・アルバムとも言われている。
プロデューサーは初期Sex Pistolsのサウンド・エンジニア Dave Goodman(デイヴ・グッドマン)で、デモテープのライブ感の強いシンプルなサウンドをストレートにまとめていて格好いいアルバムに仕上げている。
また、Sid Vicious(シド・ヴィシャス)加入以前の録音で、多くの作曲も行なったオリジナルメンバーのGlen Matlock(グレン・マトロック)がベースを演奏している。
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