top of page
WEST ALNICO DRIVE
Record Player
Thorens TD124 + Tone Arm GRADO MICRO CONTROL



腕時計をはじめとするスイスの精密機器に対する信頼と憧れは現在でも変わらないが、1957年に発売されたトーレンスのレコードプレーヤーTD124にはそのスイス製というブランドイメージとともに、曲線を多様したデザインや落ち着いたクリーム色の質感から、このプレーヤーでレコードを長い時間聞いていたいと思わせる普遍的な存在感がある。
ターンテーブルを外した時に姿を表すメカニズムも現在のベルトドライブ方式の素っ気なさではなく、いかにも歯車が連動して駆動する腕時計の内部のような面白みがある。これは、TD124の駆動方式が独特で、ベルトドライブとアイドラードライブを組み合わせたベルト・アイドラードライブという独自の方式を採用しているためだ。
さらに、アームベースを取り替えるだけでトーンアームを容易に交換できるという特徴的な仕組みにしても、カメラのレンズ交換の様で興味が尽きない。
bottom of page